「静寂と調和」 詩編46:8~11 口語訳

「静まって、わたしこそ神であることを知れ」10節

 物事には順番があると思ったことがありました。
 たかのてるこさん、金曜日でしたかテレビに出ていました。お笑い風の旅についての番組で、旅好きの女性の芸人たちが10人ほどが出ていました。彼女は相変わらずのラフな服装とジェスチャーをたっぷり駆使して、面白おかしい旅の話をしていました。もし、書物から入っていなかったら、お笑いの芸人のたかのたるこさん、と印象づけられたことでしょう。幸いにも私たちは本を先に読む人が多かったので、誰よりも人生を深く考えて、それも世界70か国の人たちとの出会いからあの素晴らしい小冊子4冊と他の書物も書かれた、と知っていました。時に順番って大事なことになります。

 静まるということを生活に入れることの重要性を見逃してはならないでしょう。

 ある方が深い悩みの途上で、思いがけない病を得て、休みを与えられ、その中で深い苦悩の解決の道筋を与えられた、という経験を話してくださいました。
それを伺い、私は以下の詩を思い出しました。

 クリスマスの詩です。
 「星がわたしの心に降りてきた。わたしはうろたえ、そして静けさが訪れた。 星はわたしを突き動かす。すべての人のところに行くようにと。そして、歌う、わたしの心の中で。行ってくれますね、と。」 クラウス・ヘンマーレ

 星は艱難という形でも降りてきます。「自分の思いわずらいを、いっさい神にゆだねるがよい。」(ペテロの第一 5:7) ゆだねるには「静けさ」が必須です。静寂の中で、神のお計らいは示されるのです。それも絶妙な調和というおまけをつけて。日々の生活の中に静かなときを持ちたいものです。