「生き生きとした希望」1ペテロ 1:3~9

「あなたがたは心から喜んでいるのです。今しばらくの間、いろいろな試練に悩まねばならないかも知れませんが。」6節

 先週、私たちは復活節を祝いました。でも日々の生活が特別変わったとは思えない私たちです。以下のことばとおりに出来たら嬉しいですが。

「いつも喜んでいなさい、絶えず祈りなさい、どんなことにも感謝しなさい」
1テサロニケ5:16~18

このところ明かるいニュースがない中で、ドイツが脱原発を実行したとの
 報道がありました。原発がなければ生活ができないときめつけている世界の流れの中で、このことに踏み切った英断は凄いことだと思います。人間の英知を駆使した希望の歩みを示して欲しいものです。
 (日本ではまた政治家、それも首相を狙うテロが昨日起きました)また、入管法が改悪に向かうようで気がかりです。

 今日のテキストはイエス・キリストが復活したあと天にもどり、弟子たちが困難な中でもお互いに励まし合いながらキリスト者としての生き方を模索し後の人々につたえているものです。

 人生は苦であると、仏教を引き合いに出すまでもなく、たしかに人生は困難に満ちています。個々人も世界の様相も。そのことを踏まえた上で、次のエリザベス・キューブラ・ロスの言葉を味わってみましょう。
「私たちの人生に訪れる全ての困難は実は贈り物なのです。成長する機会なののです。それも人生の唯一の目的なのです。」

 金曜日に日本臨床宗教師会主催の「インター・フェイスの集い(鼎談)」に臨床スピリチュアルケア協会の先生たちと登壇しました。スライドを使って自分史を語ることで日本の現代史も含めてはじめました。
 結論は日々を「毎日がクリスマス、毎日が復活節、毎日が宗教改革である」と言って、いつもこの教会で語っていることで締めくくりました。島薗進さんの細やかで暖かい総合論評が嬉しかったです。