「 喜び踊る 」 詩編31:8~9

「慈しみをいただいて、わたしは喜び踊ります。
あなたはわたしの苦しみをご覧になり わたしの魂の悩みを
知ってくださいました。」8節

聖書の中には「喜び」も「踊る」もたくさん記されています。どんな民族も古代から太鼓と踊りを持っていました。

「魂の悩みを知ってくださったゆえに私は喜び踊る」 シドニーオリンピック(2000年)の大会でLGBTqの人達の行進に讃美歌21の290番の曲が流れたことを思い出します。 「踊り出る姿」 Lord of the dance

  ??♪踊りでる姿で 主イエスは 神がすべて 造られた日も、かいばおけに生まれた夜もよろこびを告げた。
  おどれ輪になってリードする主と共に、福音の喜びへと招かれた者は皆・・・・・生からよみがえりまでを5番までの歌で表現しています。

 世界が戦争という破壊に進む今、だからこそ、すでに慈しみを与えられている喜びを歌で、踊りで表すべき時ではないかと思うのはいかがでしょう。 一昨日、3日の祝日に、夏苅郁子さん(精神科の医師 静岡県焼津市)の講演がありました。

 4年ぶりの講演でしたが、実に以前よりも元気に生き生きと深い内容を語ってくださいました。タイトルは《私たちは、悪の凡庸さを超えられるのか? 精神科医療を取り巻く事件に 関して思うこと》

 それは本当にご自分のなさるべきことを見出されたからでしょう。つまり彼女は統合失調症のお母さまに育てられ、幼い時からの辛さにリベンジする意図から精神科の医師になり、紆余曲折のあと、自己開示を7年前になさって、本も数冊お書きになられ、それなりの成功を収めた方です。
 でも、ほんとうに医師としてなすべきことは、やっと現在見つけられたということです。目指しておられることは日本の精神医療界では受け入れられ難い中(外国の方が認めてくれる)、名古屋大学にて遺伝子研究に集中されています。
 生き生きとしておられるのは魂の悩みを知ってもらえているという感覚があるからでしょう。 その日、彼女の踊る姿を垣間見た気がしました。