「クリスマスの秘密」 コロサイの信徒への手紙 2:1~5
「心を励まされ、愛によって結び合わされ、理解力を豊かに与えられ、神の秘められた計画であるキリストを悟るよう。」2節
クリスマスおめでとうございます。
今年は世界のあちこちで戦争が起きて、目を覆うような残虐な殺戮が毎日伝えられています。また国内ではジャニーズのおぞましい性虐待、宝塚歌劇団のいじめとセクハラが、報道されました。
ジャニーズも宝塚も人々に夢を与えるファンタジーの最たる提供者たちです。
その裏で広げられている現実の営みを知るにつけ、唖然とさせられ、表と裏のギャップに戸惑います。このような中でイエスの誕生を祝うとはどういうことなのでしょうか。
当教会の小さなリードオルガンの上に飾られている降誕場面(こうたんばめん、英語: Nativity scene: Nativity scene: Nativity scene: Nativity scene : Nativity scene: Nativity scene : Nativity scene: Nativity scene : Nativity scene )は、カトリックからはじまりました。初めて現れたのは、13世紀、イタリア中部のグレッチョというところでした。あとでプロテスタントでも広まりました。
秘密とは公にされない情報です。こちらが知るべきことを知っていなかったということもあります。また奥の手という言い方もあります。
イエスの誕生は私たちの人生を深く深く考えるチャンスを与えてくれています。
なぜならば、「秘められた計画」だからです。それも神の。
イエスの誕生はそのためだったのです。
また捧げられた黄金、乳香、没薬がイエスに捧げられていますが、それは私たちにも捧げられています。そして、隠れた秘密を発見するのはだれでもない、わたしたちなのです。
それゆえにイエスの誕生をファンタジーの中に閉じ込めないで、膨大な神の秘められた計画のはじまりを、廻り合わせを思う機会としたいものです。
そしてクリスマスの秘密はあなたが心と魂と体で解き明かしていくものです。それも日々の生活の中で。だから、毎日がすべての人々にとってクリスマスであるべきなのでしょう。
クリスマスおめでとう。そしてあなたの誕生もおめでとう。