「 喜びと感謝と祈り 」 第1テサロニケ5:15~18
「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」16節~18節
私がこの教会に通い始めたのは、2023年の12月24日のクリスマスからです。入信しなさいとは言わないので、最低月2回は礼拝に参加しては? と言われました。私が人生に深い敗北感を抱えて生活していることに気づかれたのだと思いました。
保育士として53歳まで働きました。どうにもならない辛い状態になり、仕事を辞めると、体の状態は落ち着きましたが、心は常にどんよりとして、人生を振り返り、自分の適性を理解しておらず、職業の選択を誤ったことを後悔していました。
教会に通い始めて、日常生活では経験できない神秘的な雰囲気を経験したり、美しい言葉と愛に包まれた時間を過ごすことができます。申先生のお話の中に、「自分を愛するように」という言葉がよく出て来ますが、初めてうかがったときに、天から光が差し込んできたような不思議な感覚を覚えました。自分を愛するとはどういうことか、いまだにわかっていませんが、それが自分に欠けていた、自分を叱咤激励することが自分の成長につながると思い込んでおり、それが間違いだったと気づかせていただきました。私は人とのトラブルがあると、心の中で反芻する癖があります。
驚くほど体調が良くなり、心持ちが変わり、悩んでいた頭痛も取れました。勇気をもらい、また働き始めることができました。以前ならバイトを辞めていたと思います。また、7月中旬、弟とは両親の介護の件で 絶縁状態のまま、あることをした結果、余計に大変憂鬱な気分になりました。が、少しは自分のことも反省するようになりました。
教会では皆さん温かく受け入れてくださり、自分でも気がつかないような小さな振る舞いを見つけてほめてくださいます。私は今までいくつかのグループに所属してきました。しかし、このようにどんな人も受け入れてくれる所は初めてです。
教会に通い始めて半年が過ぎました。通い始めた頃の感激は収まっても週に一回通うことにより、心が浄化されるのを感じることができるので、これからも通い続けたいと思います。
私の好きな聖書の言葉は、第1テサロニケ5章16節から18節の
「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい」
です。
いつも喜んで祈るというのは難しいのですが、感謝ということに関して、昨年と違って、今年は与えられた環境に感謝しています。そして、感謝することが心と体にとても良い作用を及ぼすことが分かりました。NHKの「100分で名著、新約聖書」のお話、第1回だけしか見ていませんが、ある長患いの女性が病を治すためにイエスの衣のすそに触れて病気が治ったというところがあります。私も教会に来て自然と肯定的な物事のとらえ方ができるようになりました。
ここまで聞いてくださり、ありがとうございます。 (文責 申 英子)