収穫感謝日 メッセージ 「 いのち頂いて 」詩編67:6~8

「すべての民が、こぞって あなたに感謝をささげますように」6節

 本日は収穫感謝日です。アメリカ大陸に着いたピューリタンたちが先住民たちとの和やかな交わりのとき、最初の収穫物を得て神に感謝をささげることから始まった習慣を踏襲している教会のひとつの行事でもあります。講壇の横にお野菜が色とりどりに飾られているのはその象徴でもあります。植物だけでなく、動物のいのちを頂いているわたくしたちです。「頂きます」はこころを込めて口に出すべきですね。

 聖書にでてくる感謝という言葉はどれくらいあるのでしょうか。 新約聖書において「感謝」という言葉は、非常に多くの箇所で使われています。具体的な数を調べると、ギリシャ語で「感謝」を意味する単語エウカリスティアやエウカリステオーが多用されていて、約50回以上、「感謝」に関連する言葉が登場します。特に、パウロの書簡や福音書において頻繁に見られます。
「どんなことにも感謝しなさい。」テサロニケ第一の手紙 5:18

 人との付き合いの中で、以前はそうでもなかった人が、口で「ありがたい、とか「感謝」ということばが出てくるようになると人柄としては丸くなったり、他人への関心度が高まっていくのを感じます。信仰的には頭だけでなく、教えが受肉化していると言えましょう。

 先週、教団本部で開かれた「牧会者とその家庭のメンタルヘルスについての交流会」に参加し、その帰り道に気になっていた親しい牧師夫妻、お連れ合いが高校からの親友、難しい病気ですからお見舞いを。また平塚在住の親戚の牧師夫婦を見舞うことができて幸いでした。
 また、そのついでに箱根の強羅に寄り、箱根美術館に立ち寄った際に、以前大阪で知り合っていた方が栄転でそこの責任者のおひとりとしてお勤めで、運よく連絡が取れ、有名な庭園を丁寧な解説入りで見させて頂いたのも幸いなことだとでした。

 それにもましてすぐる17日(日)の午後から開かれた「心なごむ会」主催の公開の集会、「ひきこもりの体験談を聞く」会では感動を貰いました。 壮絶な人生体験を小学生の時からして、17年間引きこもっていた32歳(当教会員)の青年のお話は聴衆のこころを揺さぶりました。そのことも感謝です。録音を取ってありますので、必要な方はお伝えください。お送りします。 収穫感謝日も一日だけの行事ではなく、日々感謝して過ごしたいものです。