「まことの防護服」(ガラテヤ3:26~29)

「洗礼を受けてキリストに結ばれたあなたがたは皆、キリストを着ているからです。」28節

本日は当教会の創立5周年を記念する礼拝です。感謝しつつ、みんなでお祝しましょう。一月末からの新型コロナウイルスのことでイースターをみんなでお祝できず、その時に行うはずの受洗式と転会式も本日になりました。

今の日本は少し落ち着いてきていますが、世界ではまだまだ、医療関係の方々の防護服が足りないと伝えられています。

人体の70%は水です。こころの状態と人体の関係を実験した結果、まったく同じ容器にそれぞれ、「ありがとう」、「馬鹿野郎」と違う声かけをして、水の結晶を撮るとありがとうでは美しい結晶、馬鹿野郎は醜い様相の結晶がでることは(故江本勝さんの実験)有名です。同じジャムの空瓶二つにご飯を入れて実験、上の実験をすると、ありがとう、の方は黄金色のご飯に、馬鹿野郎は真っ黒い不気味なご飯になります(私は高校の講師をしているとき教室で生徒とともに実験してみました)

この世は危険で、人の心を痛めることに満ちています。新型コロナウイルスの危険から防護服で自分を守るように、見えない敵から自らを守るにはキリスト(愛)の防護服が必要です。

 また、このキリストという防護服は生と死の両方に効果(?!)があるのです。

コリント15:53「この朽ちるものは朽ちないものを着、この死ぬべきものは死なないものを必ず着ることになるからです。」同 54節「この死ぬべきものが死なないものを着るとき、次のように書かれている言葉が実現するのです。死は勝利に吞み込まれた。」

今、人種差別で米国は荒れています。大坂なおみさんは勇敢にも人種差別反対の声明を出しました。それには賛否両論が飛び交っています。彼女の発言によって日本の中にもある人種差別が世界に知られました。人権問題に確固とした態度でいられるまことの強さにこちらも熱くなります。テニスが強いだけでなく「これは人権の問題です」とぶれないで生きる→愛に生きる、愛を守る姿が美しく輝きます。まことの防護服は自らが愛によってそれを造り上げ、着なければすぐ朽ちてしまうでしょう。次のことばに私たちはどう対応しましょうか。 

「自分自身と和解、和合できる人は無敵だ」パウル・テリッヒ