「 苦難を誇る 」 ローマ5:1~5

「 苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを知ってい
ます。 」4節 d

 困難、苦難は今、個々人のことだけというより、社会が、世界が共に抱える問題として存在しています。本日は困難な時代に励ましになることばです。分かりやすいリビングバイブルの日本語訳を見てみましょう。

 5:3 私たちはさらに、さまざまの問題や困難に直面した時も喜ぶことができます。それは忍耐を学ぶのに役立つからです。
5:4 忍耐によって、私たちの人格は筋金入りにされ、ひいては神様への信頼を深められるのです。 こうしてついに、私たちの希望と信仰は、強く、何ものにも動じなくなるのです。
5:5 そうなった時、どんなことが起ころうと失望落胆せず、また、万事が益であるとわかります。それは、神様がどんなに深く愛していてくださるか、わかるからです。私たちは、そのあたたかい愛を全身で感じています。 それは、神様が聖霊様を与えてくださり、その聖霊様が私たちの心に、神様の愛を満たしてくださっているからです。

ここで一つ質問をいたします。
みなさんを今支えているのは、「生きがい 」でしょうか?「 つながり 」 ですか?
どちらでしょう? どっちもある、どっちもない、片っ方という方がおられるでしょう。

 生き甲斐は 年齢を重ねていくと 今まで出来ていたことが、できなくなり、そうなってしまった自分を受け入れられなくなる、という 落とし穴があります。繋がりはどこと繋がっているか、対象が問題だと思いますが、形ある人物(たとえば家族、 親戚、友人、子弟関係など)も別れが訪れることがあります。決っして 切れない繋がりを宗教は提供しているでしょう( religion→再結合の意味)宗教も低俗なものは破滅に繋がりますから、用心が肝心。

 本日のテキストが伝えてくれているのは 忍耐(だだの我慢ではなく)は私たちを希望へと導くことを 伝えてくれています。米国在住の実佳さんが、「『忍耐』は信仰を深める修行の肥し( n o mud no lotus 泥があって蓮は咲く。でも 我慢は癌の種 」と伝えてくれました。 明解な説明ですね。