復活節 (イースター) 「 復活を生きる 」 

①マルコ16:9~13 彼らのうちの二人が田舎の方へ歩いて行く中、イエスが別の姿で御自身を現された。12節             ②マタイ25:35~40 はっきり言っておく。わたしの兄弟姉妹であるこのもっとも小さい者のひとりにしたのは、わたしにしてくれたことなのである。40節

 つい忘れがちですが、イエスの復活後の姿は生前と別の姿であったと聖書に書かれています。トルストイ原作の絵本(「靴屋のマルチン」)はマタイの25章が基になっています。いま、イエス・キリストが来られているならどんな姿だろうか。とてもみじめで、人から蔑まされている人たちではないか。復活とは「かき混ぜること」と言ったのは、故徐南同(ソナムドン)教授―韓国の民衆神学者です。
 イエスの復活を2000年前の出来事としてお祝いするだけなら、今の私たちと何の関係がありますか?世界の多くの神話でも復活物語は語られています。
 お二人の紹介をします。
 僧侶でLGBTQでメイクアップティストの西村宏堂さんは、坊さんになる前にファッションアーティストでありす。今、ミスユニバースたちのメイクをしています。(「ハイヒールを履いた僧侶」24日23:00~23:50 BS1で放映予定)
 イタリアには精神病院がありません。その存在をなくした改革者フランコ・バザーリアは56才で早世しますが、実に大胆な改革、精神を患っている人たちが精神病院という監獄で動物のように扱われているのを、「病気ではなく、苦悩が存在する」と言い、『自由こそが治療だ』と身を挺して改革に挑みました。
 翻ってわたしたちはイエスの復活を祝うなら次に、何をすればよいのでしか。死が何であるかを知り、リアルであれ、疑似であれ、それを経験してはじめて生きることの意味がわかるのでしょう。
日々、死んでよみがえる生き方をつづけることこそ、主イエスの目撃者、証人、実践者として生きる招きです。招きを受けてハッピー・イースター!!!